• 軸が安定しない
  • 回転が止まらない
  • 高さが出ない
  • 脚が上がらない
  • ターンアウトが維持できない
  • すぐ疲れる
  • 左右差が大きい
  • 以前より動きが重い

痛みがないのにパフォーマンスが落ちている場合、
身体のどこかに機能不全がある可能性があります。

ダンサーの傷害の多くは明確な外傷ではなく、

オーバーユース(機能不全の蓄積

と報告されています。

「痛みが出る前にパフォーマンスが落ちる」
という経過は珍しくありません。

参考
PubMed
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/

筋出力のアンバランス

強い筋肉だけを使い、
安定に必要な深層筋が機能していない状態。

例)
外側優位
前もも優位
僧帽筋上部優位

結果、力は出ているが、
制御できていない状態になります。

可動域の質の低下

可動域が低下していればもちろんのこと、
もし広くても、関節が使いたい位置で保てていないと、

  • 代償運動
  • 余計な筋緊張
  • エネルギーロス

が発生します。
これにより不調を感じることがあります。

神経系の問題

  • 疲労
  • 過緊張
  • 反復ストレス

により、
正しい運動パターンが崩れることがあります。

フォームが安定しない原因の一つです。

呼吸機能の低下

胸郭可動性の低下は、

  • 体幹安定性の低下
  • 持久力の低下
  • 筋肉の過緊張

と関連します。

特に
声楽
アイソレーション
上肢挙上動作(肩で呼吸をする)

で影響が出やすい傾向があります。

パフォーマンス不良を放置すると、
最悪ケガに繋がりますが、

多くの場合は、代償動作によって他の部位に不調が出たりします。
過度に負担がかかることで、様々な症状が起きえます。

そのため、「痛みが出てから対応」では遅いことが多いです。

客観的評価

  • 可動域
  • 筋出力
  • 左右差
  • 動作パターン

を分析し、
その症状がどこから来ているのかを見極めることが大切です。

筋出力と安定の再構築

ただ強くするのではなく、

拮抗筋という、反対の作用を持つ筋肉。
例)
肘を曲げる上腕二頭筋 ⇔ 肘を伸ばす上腕三頭筋

筋肉、関節の協調性が大事です。

動作の再学習

身体はクセを記憶します。

代償動作を修正し、
効率的な動きを再学習することが再発予防に繋がります。

できること

  • 動作分析、機能評価
  • 可動域の改善
  • 呼吸機能アプローチ
  • 競技特性に合わせた再学習
  • 再発予防プログラム作成

できないこと

  • 練習量そのものの調整
  • 栄養管理のみの介入
  • 精神的要因のみの改善
  • 骨構造自体の変形矯正


パフォーマンス不良は、
思っていたよりも、
筋疲労や、ちょっとした使い方のクセから来ています。

痛みが出る前の段階で整えることが、
最も効率的な改善と予防に繋がります。