『数カ月前からの膝が痛い…本番も近く休めない』
本番前の追い込み時期での改善事例
40代大人リーナ / 状況:本番1~2カ月前 / 症状:左膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎)
― コンクール直前、絶対にレッスンを休めない患者様のお悩み
先日、「コンクールに向けてのレッスン中、ジャンプの着地で左膝が痛む」という40代の大人リーナさんがご来院されました。
大人からバレエを再開し、今回が初めてのコンクール出場。
演目は『ガムザッティ』のバリエーションでした。
ガムザッティは左軸のターンやジャンプが多く、左足に特に大きな負担がかかる演目です。
「以前から誤魔化しながら踊っていたけれど、いよいよ痛みが強くなってきた。でも、本番に向けてレッスンは絶対に休めないし、踊りきれるか不安…」と深く悩まれていました。
痛みの原因は「膝」ではなく「股関節の代償動作」
お身体を詳しく検査させていただくと、膝の外側に「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」の炎症が起きていました。
しかし、痛みが出ている膝だけを施術しても、レッスンに戻ればまた痛みを繰り返してしまいます。
「なぜ、左膝ばかりに負担がかかるのか?」
当院のバレエスペースで実際に動いていただいたところ、明確な「代償動作(かばっている動作)」が確認できました。
2番・4番・5番のプリエをした際、左足のアーチ(土踏まず)が落ち込み、膝が内側に入る「ニーイン」が発生。
パッセをした際、右に比べて左の股関節のアンディオール(外旋)が制限されていました。
つまり、股関節が十分に開かない(アンディオールできない)状態を、膝から下を無理やり外に向けることでカバーしようとした結果、ジャンプの着地で膝が内側にねじれ、外側の靭帯に強いストレスを引き起こしていたのです。
股関節のロックを解除し、着地の衝撃を逃がす
当院では、痛みのある膝へのアプローチはもちろんのこと、根本原因である「股関節と足元の使い方」を修正しました。
股関節のモビリティ(可動域)を丁寧にチェックし、鍼治療と手技によって、股関節周りで固まっていた深層筋肉の緊張を徹底的に取り除きました。
◆ 初回の施術後
院内で動いていただくと「プリエで膝が内に入らない! パッセも開きやすい!」とその場での変化に驚かれていました。
◆ 1週間後(2回目)
「ジャンプの着地での痛みは残り10%程度になった」とのこと。2回目の治療を境に痛みは完全に消失し、レッスンを1日も休むことなく無事にコンクール本番を踊りきることができました。
◆ 本番に向けて(3回目以降)
本番に向けてハードに踊り続ける中でメンテナンスもご希望でした。
当院では『本番期スペシャルアシスト』と称した1カ月前から通い放題のプランがございます。(この方は週1から2ペースでした。)
負担がかかる部位のリセットと、課題によりフォーカスしたトレーニングなども行いました。
膝の痛みの多くは、股関節や上半身に原因があります
膝が痛くて頑張りきれていない、騙し騙しやっていませんか?
膝の痛みのほとんどは、膝そのものには原因がありません。今回のように、股関節の硬さや上半身の引き上げ不足を膝でカバーしようとする「代償動作」がトラブルを引き起こしています。
痛みを我慢して踊り続けている方、本番前で絶対にレッスンを休めない方は、炎症がひどくなる前にぜひ当院にご相談ください。あなたが100%のパフォーマンスを発揮できるよう、全力でサポートいたします。
