「バックルバランスやスコーピオンで腰が痛むんです」
そう訴えらえていたのは10代の新体操をしている女の子
週5の練習と毎日の自主練、2か月後に大会を控えているのちう状況でした
少し柔軟の時間を取ってから、再現してもらい、確かに腰部、中央から右寄りに痛みが出ていました
しかし、ブリッジや後屈(腰を後ろに反る)や回旋(身体を捻る)は痛くなく、
日常動作でも症状はないとのこと
腰部の圧痛部位を細かく見ても認められないため、すべり症、分離症の可能性は低い
柔軟性は高く、股関節も問題ないが、肩関節の可動域制限がありました
また、胸椎のアイソレーションが少し落ちてきていることも自覚しているようでした
バックルバランスやスコーピオン、ビールマンスピンのような腰を大きく反る動きでは、腰椎の伸展、骨盤の前傾はもちろん、胸椎の伸展も重要です
今回のケースでは、胸郭の可動性が落ちた結果、腰で頑張ってしまい、結果的に痛みが腰に出てきたということです
胸郭の可動性を取るために肩関節の可動性を出し、負担の掛かっている腰の筋肉、股関節周りも治療いたしました
鍼は怖いとのことで、無理に行わず手技療法のみでのアプローチ
30分前後の治療で「全然痛くない!」とおっしゃっていただきました
1回目の治療後は、練習後に痛かったら来てくださいとお伝えし、数日後に、「もう痛みもないみたいです」とわざわざご連絡をいただきました
2回目にご来院いただいたのは、大会1週間前のメンテナンスでした
胸郭も股関節も可動域が少し落ちていた為、万全で出場できるように治療しました
新体操ではより多くの可動域が求められ、レッスン量も多い世界です。
ちょっとの差で代償動作が生まれた結果、痛みがでてしまったりと症状が出やすいので、ぜひまず初めにご相談くださいませ
全力で練習に取り組めるように私も全力を尽くします
「バックルバランスやスコーピオンをすると腰が痛む…」
大会2ヶ月前、10代の新体操の方、原因は胸郭だった事例
年代・競技:10代 新体操選手 / 練習量:週5回+毎日の自主練 / 主訴:後屈技での腰部痛
― 大会を2ヶ月後に控え、毎日厳しい練習に励む新体操の女の子のお悩み
週5日のチーム練習に加え、毎日自宅でも自主練を重ねている10代の新体操をされている方がご来院されました。
2ヶ月後に大切な大会を控える中、バックルバランスやスコーピオンといった腰を大きく反る技の際に腰に走り、思うように演技ができないとお困りでした。
動作の分析:原因は腰ではなく「肩関節・胸郭の動きの硬さ」
まず院内で十分にウォーミングアップをしていただいた後、痛みの出る動作を再現してもらいました。確かに技の体勢に入ると腰部に痛みが出現します。
細かくお聞きすると、中央よりも右側の腰に痛みが出ていました。
しかし、通常のブリッジや立位での後屈(体を後ろに反る)、体を捻る動作では一切痛みが出ず、日常動作でも症状はありません。また腰骨の細かな圧痛チェックでも局所の炎症や強い痛みは認められず、腰椎分離症やすべり症の可能性は低いと判断できました。
股関節の柔軟性も非常に高かったものの、詳しく分析すると「肩関節の可動域制限」と「胸椎(背中)のしなやかな動き(アイソレーション)の低下」が認められました。
バックルバランスやスコーピオン、ビールマンスピンのように背中を大きく丸める・反らす技では、腰だけでなく胸(胸椎・胸郭)が連動して反ることが不可欠です。
肩関節や胸郭が十分に動かない分を腰関節だけで無理に反ろうとした結果、腰の特定の筋肉や関節に集中的な負担がかかり、痛みとして現れていました。
つまり、腰そのものに異常があるのではなく、「動くべき胸郭が動かないために、腰が頑張りすぎていたこと(代償動作)」が痛みの真の原因でした。
鍼は使わず「手技療法」で
「鍼治療は少し怖い」とのことでしたので、無理に施術は行わず、手技療法(徒手アプローチ)のみで整えていくプランを提案しました。
肩関節と胸郭の引っ掛かりを丁寧に取り除いて可動性を出し、過剰に緊張していた腰部と股関節周囲の筋肉を柔らかく緩めました。
◆ 初回施術直後(約30分)
再び技を再現してもらったところ、「全然痛くない!」とその場で痛みが消失。
「症状が無ければ通う必要はありません。大会前のメンテナンスで上手くご利用ください」とお伝えしており、数日後には保護者様からも「練習後も痛みが全く出ていないようです」と嬉しいご連絡をいただきました。
◆ 2回目(大会1週間前)
ハードな練習により胸郭と股関節の可動域がわずかに戻りかけていたため、大会本番で最高の演技ができるよう最終調整・メンテナンスを実施しました。
新体操やダンスなど、しなやかな可動域こそがケガの予防に
新体操は極めて高い柔軟性と膨大な練習量が求められる競技です。
関節のわずかな引っ掛かりや連動性の乱れから「代償動作」が生まれ、腰や膝の痛みに繋がってしまうケースが少なくありません。
「痛みを我慢して練習を続けている」「大会直前で休むわけにはいかない」とお悩みの選手や保護者様は、ぜひ一度ご相談ください。
痛みの根本原因を突き止め、選手が全力で練習や本番に打ち込めるよう、私も全力でサポートいたします。
