「アラセゴンやヨガをする度に腕にしびれを感じる」
胸郭出口症候群の原因は?
症状歴:数年前から / 主訴:バレエやヨガ動作時の腕のしびれ
― 数年前から腕のしびれに悩まれている患者様のお悩み
数年前からのお悩みを訴えてご来院いただきました。
バレエやヨガができないわけではないので、騙し騙しやりながらマッサージ等も受けていたそうですが、改善は見られないとのことでした。
動作の分析:原因は鎖骨下での神経圧迫
痺れの原因は基本「どこで神経が圧迫されているか」を判断する必要があります。中枢神経の場合の根治はオペになりますが、末梢神経(脊髄からの枝分かれ先)であれば手技療法で改善が可能です。
様々な徒手検査法で、ヘルニアや頚椎症ではなく、「胸郭出口症候群」の可能性が高いと判断しました。中でも、鎖骨の下で神経が圧迫されていることが分かりました。
特にアラセゴンでは肩が巻き肩になってしまう癖があり、肩甲骨がせり上がってしまう代償動作が出ていました。
ヨガでも四つん這いなどでより巻き肩になってしまい、結果として鎖骨下で神経が圧迫され、シビレのような神経症状が出てしまっていると考えました。
筋緊張の緩和と、原因筋へのアプローチ
巻き肩になっている場合のほとんどは、意識的に治すことが出来ます。しかし、レッスン中は意識的に頑張れるものの、その時に肩甲骨がせり上がったり、背中の筋肉が過度に緊張したりしてしまいます。
それらの筋緊張を取り除くとともに、肩関節・胸郭を内巻きにしている筋肉へのアプローチを行いました。実際にしびれを感じている部位自体は治療せずとも大きく変化が出ました。
◆ 初回施術直後
直後にしびれがなくなり、大変喜んでいただきました。
◆ 2回目(1週間後)
しびれが出る頻度が「3日に1回」程度に減少。
◆ 3回目(10日後)
しびれが出る頻度がさらに減り、「1週間に1回」程度に。
◆ 4回目(2週間後)
シビレの完全消失を確認し、完治となりました。
神経症状の改善とセルフケアの重要性
シビレのような神経症状は、正座した時に脚が痺れるのと同じです。圧迫されているところが解放されれば、徐々に治っていきます。
重要なことは、解放したのに再び正座(圧迫)をしないことです。治るまでに時間差が出ますが、基本の姿勢が良くなれば出なくなっていきます。
そのために必要なストレッチなどの自己ケアも必ずお伝えいたしますので、ぜひご相談くださいませ。
『休め』と言われて困っている方、代償動作で体を痛めている方は、一人で悩まずにご相談ください。
